キョウチクトウ(中尾城公園20130610)

キョウチクトウ
キョウチクトウ

インド原産で,夏を代表する花木のひとつであるキョウチクトウの花が咲き出しました。大気汚染などによく耐えて防音効果も期待できるため,工場や車の往来が多い幹線道路の緑化に利用されています。似たのにセイヨウキョウチクトウがあり,区別は難しいですが,セイヨウキョウチクトウの花には芳香がないか,あっても弱いとされています。キョウチクトウの花には芳香があります。キョウチクトウは葉,茎,根,花,種子などすべてが有毒です。肉を焼くのに生木の枝を串代わりにしたり,箸として利用して中毒を起こした例が知られています。また、生木を燃やした煙も有毒とされます。死に至る症状として、心臓麻痺などが挙げられます。しかし,毒も使いようによっては薬となり,葉や樹皮を乾燥させたものは強心剤や利尿剤となりますが決して素人が用いてよいものではありません。伐採するときには,気をつけてください。


関連タグ: 写真だより2013年06月  2013/06/11  | yamagawa1957

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