オオキンケイギクが今年も開花(中尾城公園20140516)
今年もオオキンケイギクが咲き出しました。とてもきれいな黄色の花ですが、駆除しないといけません。さまざまな生物がいる場所にオオキンケイギクが侵入してしまうと、旺盛な繁殖力で、他の植物の生育場所を失ってしまう。餌にしていた植物がなくなると動物もいなくなる可能性もあります。
強い繁殖力でよく生育することから、かつては工事の際の法面緑化に使用されたり、苗が販売されたりしていました。しかし、あまりに強く、いったん定着してしまうと在来の野草の生育場所を奪い、周囲の環境を一変させてしまうため、平成18年に外来生物法に基づく特定外来生物に指定され、生きたままの運搬や栽培、譲渡などが原則として禁止されました。
だから、繁茂させないようにするためには、種子を地面に落とさない、もしくは種子が付く前に駆除を行うことが大切です。駆除を行う際には、根から抜いた個体を天日にさらして枯らす、または、袋に入れて腐らせるなどの処置をした後に移動させる。
オオキンケイギクの栽培が禁止されている原因は、強靱な性質のため在来生態系に被害を与えるからです。個体に毒が含まれていて危険であるなどの報告は、現在のところないようです。(http://kyushu.env.go.jp/wildlife/mat/m_2_3.html)
関連タグ: 写真だより2014年05月 | 2014/05/17 | yamagawa1957 |