ヒヨドリジョウゴ
長与町岡郷南田川内のミカン畑横で撮影しました。明るい林の中や山道,山際の家の周囲などに生育するナス科のツル性の多年草です。ヒヨドリが実を食べるのではないかということから付けられたのが名の由来といいますが,観察例はないらしいです。花は八月から九月に咲き,実を付けます。冬には葉がなくなりますが,赤い実だけは残ります。花が少ない冬に目立ちます。全草を乾燥したものを中国では生薬として,日本でも江戸時代から薬として利用されています。さまざまな薬効がありますが,赤い実は神経毒であるソラニンををもっており,たくさん食べると中毒する可能性があります。
関連タグ: 写真だより2008年11月 | 2008/11/15 | yamagawa1957 |