福盛様の洋ラン栽培=長与・時津の特産品=
ご夫婦で洋ランの栽培をされている高田郷の福盛様をお訪ねしました。
長与・本川内から大草駅へ向かう途中のビニールハウスで洋ランをそだてていらっしゃいます。
栽培面積は約1,000㎡、主要品目はシンビジューム約70%、残りはカトレアとオンシジュームで各々半々ぐらいとのことです。何れも鉢物では無く切り花対応とのことで、伺いした日はピンクのシンビジュームが咲いていました。シンビジュームは約20品種、カトレアは個々の株数は少ないけれど色の違い、香の有無、又咲く時期の違いなどで200品種を超えるとのことですが正確な数は分からないとのことでした。シンビジューム、カトレア、オンシジュームを組み合わせて年間を通して洋ランの花が見れるようにするのが最終目標とのことです。
定年退職後に洋ランを始めるのが夢だったとのことですが、50代前半に体調を崩したことから「やりたいことを早くやりたい」とのことで平成15年に早期退職、ハウス栽培するための土地を探し始めたとのことです。近隣地区を訪ね歩きましたがなかなか見当たらず、小長井、愛野、琴海、大村辺りまで出かけて捜しましたがそれでも見つけられず、やっと見つけたところは伊木力の土砂捨て場でした。がれきが多く人力では手に負えなかったことから中古重機を購入し、出てきた石で石垣を積みながら平地にしたとのことです。1年目は430㎡程のビニールハウスを建て、専門書や経験者の意見を参考にしながらのスタートでしたが、未経験と環境の違い等も有り苦労が多かったとのことです。ゼロからの出発のためハウス設備や農機具に加え苗、植え込み資材等の初期投資で金銭的には苦労が多々ありましたが、整地作業やハウス建設を始め殆どの作業が初めての体験であり楽しかったとおっしゃっています。
「9時前後にハウスに来てハウス内を見て回っているとお昼になる。一日があっという間に終わる」とご主人。好きなことをやっているせいか近頃では体調も随分と良くなり病院にもあまり行かなくなったとのことです。奥様は「嫌なことがあっても花に癒されます」と言われていました。
福盛様の洋ランは長与の直売所「じげもん長与」で購入いただけます。
ハウスの見学や購入については個別にお問合わせ下さい。
~取材後記~
毎日自宅から約14キロの距離を車で通い、愛情込めて洋ラン栽培をされている福盛ご夫妻に温かな笑顔で迎えていただきました。経費が嵩みなかなか採算がとれないとのことですが、楽しく携わっていらっしゃる様子が伝わり、私達もたくさんの癒し効果をいただき帰路につきました。
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福盛 久様
090-8392-8668
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関連タグ: 長与・時津の特産品 | 2012/04/03 | にんじんネット |